CAFE HOUSE
外壁には、通常は単色のところ、モノトーンで3色のガルバリウム鋼板をランダムに配置。鋼板のサイズを3種類の乱張りにし、空に浮かぶ雲のようなやわらかな存在感を醸し出しています。大きな看板もないのに、ここがすぐカフェだということがわかるのは、この印象的な外壁のおかげ。ご夫婦の素敵なアイディアがたくさん詰まったカフェハウスに、これからもたくさんの人が訪れますように。
当事務所移転のオープニングパーティーでケータリングをしてくださったご夫婦からのご相談、「カフェハウスを建てたい!」。ここ!と決めた場所はあるものの、建物プランになかなか満足できず、当事務所を思い出してくださったそう。9坪というコンパクトな建坪に、住まいだけでなくカフェを併設したいというご希望を叶え、さらにその2つの空間がお互いを豊かにするように考えました。自分たちらしいこだわりを持つお二人の、お人柄や暮らし方がそのまま表現されているようなカフェハウスになりました。週末ひっそりとオープンするカフェは、まさにオーナーの家に遊びに行くような、親密感のある空間です。
1階のカフェとゆるく繋がる2階の床はスキップフロア。そうすることでカフェ部分の天井が高くなり、2階の大きな窓からの光がカフェにも差し込んで明るさと広さを確保できました。2階もワンルームながら、床や天井の高さに変化をもたせ、天井の高いダイニング、小さな小屋のようなベッドスペース、ロフトの下の隠れ家のようなキッチン+ワーキングスペースがあり、仕切ったスペースではないけれど、しっかりそれぞれの機能を持った居場所になっています。
家を育てていくという感覚をお持ちのお二人、カフェ部分の漆喰の壁はお二人と当事務所のスタッフも加わって一緒に仕上げました。建物の柱や梁の持つ木の素材感と漆喰がとても良く馴染み、庭に面した大きな開き窓とともに、オリジナルな雰囲気を作っています。窓の開いたカフェを外から見ると、オープンな雰囲気についつい中に吸い込まれてしまいそうです。近所の子供達が寄ってくるというのも頷けます。
カフェに暮らす家のつくり方・住まい方
9坪に込めた大きな夢
ちいさなスペースに、おいしいワインとおつまみ、デザートを楽しむカフェと、夫婦ふたりの暮らしとを受けとめる、9坪、庭つき2階建て。 住まい手の思いに導かれながらの、職住一体の家づくりと、軽やかな変化をたどります。
続きを見る氷菓がつむぐ、街の点と点
小さなジェラート店「The Market SE1」から始まった出会いが、10年以上続く不思議な物語となり、この出会いがさらに縁を紡ぎ、このあとどんな広がりを見せるのか。新さんと木津の対談をご覧ください。
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住まいだけでなくカフェを併設したいというご希望を叶え、さらにその2つの空間がお互いを豊かにするように考えました。自分たちらしいこだわりを持つお二人の、人柄や暮らし方がそのまま表現されているようなカフェになりました。
続きを見る縁側と茶の間のある家
天気の良い日は爽やかに、雨の日もしっとりと過ごすことができるような、季節や天候が良い意味で作用する空間になりました。家族の気配が、家のどこにいても感じられる「ひとつ屋根の下」の暮らしが、ご家族の成長を見守っていきます。
続きを見る原稿用紙のような家
家のあちこちに、本はもちろん舞台に関わる小物などが取り入れられ、自然に舞台を連想してしまう暮らしです。書く、編集する、創りだすといったお客様のライフワークを、ライフルスタイルにもうまく組み込んだ空間ができました。
続きを見る三角テラスのある家
家族3人で暮らす三角テラスのある家。日々、空を見ながら食事をし、鳥を数え、月の満ち欠けを知る。見える風景はきっとずっと変わらないけれど、お子さんの成長とともに少しずつ暮らしをカスタマイズしながら、変化を楽しんで暮らしていただければと思っています。
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