SOLA Ueno Gas Kameyama office
concept
SOLA, located between city and countryside, is an office building of a gas distribution company. This building adopts the structure called “Solar Wrapping” to be a ecologically friendly office as well as a comfortable working space.
SOLA is wrapped in the gifts of the earth: sunlight, breeze, and solar heat. The “Solar Wrapping” structure spreads sunlight all the way to the first floor, while the temperature difference caused by the difference in elevation creates an updraft and brings a natural breeze indoors. Especially during the summer, by bringing in cool air from the outside at night and releasing heat through the hatch of the roof, the working space is kept cool. During the winter, “Solar Wrapping” structure warms the office by circulating the warm air in the top of the building down to the first floor.
SOLA is wrapped in the gifts of the earth: sunlight, breeze, and solar heat. The “Solar Wrapping” structure spreads sunlight all the way to the first floor, while the temperature difference caused by the difference in elevation creates an updraft and brings a natural breeze indoors. Especially during the summer, by bringing in cool air from the outside at night and releasing heat through the hatch of the roof, the working space is kept cool. During the winter, “Solar Wrapping” structure warms the office by circulating the warm air in the top of the building down to the first floor.
concept | コンセプト
太陽のエネルギーを循環させる「ソーラーサーキット」
エネルギーの大転換時代を迎えるガス会社にとってこれから必要となる「自然と共生するオフィス」のあり方を追求した。 この建物では2階の小屋裏まで延びた吹き抜け空間により、太陽のエネルギーを取り込み循環させるシステムを実現している。このシステムを「ソーラーサーキット」と名付けた。 ソーラーサーキットを通して、「太陽の恵み」を直に体で感じ、日向ぼっこの温かさやそよ風の心地よさを感じられる、居心地のよい居場所をあちこちにつくっている。
建物の名称「SOLA(ソラ)」は太陽という意味のラテン語「SOL」に、この建物のファサードの形「A」を組み合わた。
エネルギーの大転換時代を迎えるガス会社にとってこれから必要となる「自然と共生するオフィス」のあり方を追求した。 この建物では2階の小屋裏まで延びた吹き抜け空間により、太陽のエネルギーを取り込み循環させるシステムを実現している。このシステムを「ソーラーサーキット」と名付けた。 ソーラーサーキットを通して、「太陽の恵み」を直に体で感じ、日向ぼっこの温かさやそよ風の心地よさを感じられる、居心地のよい居場所をあちこちにつくっている。
建物の名称「SOLA(ソラ)」は太陽という意味のラテン語「SOL」に、この建物のファサードの形「A」を組み合わた。
detail | 光を導く
ソーラーサーキットを通して、太陽の光がやわらかな間接光となって、1日中、1階の事務スペースに降り注ぐ。2階のコミュニティホールには半透明のポリカーボネイドパネルによる光天井と障子により、日中は全く照明の必要が無いほど外光で満たされている。
detail | そよ風をつくり出す
ソーラーサーキットの吹き抜けは10mの高低差により、上昇気流をつくりだす。屋根の頂部に設けたハッチを開け、1階の窓を開放すると、ソーラーサーキットを吹き抜ける気流が建物内部に風を呼び込む。ほとんど風のない日にも自然通風が可能となっている。
detail | 熱を再生する
鉄骨造の建物全体を木造の外壁ですっぽりとくるむことで、断熱性の高い外断熱層をつくり、熱の出入りを抑えている。
冬場はソーラーサーキットの上部にたまる太陽の熱や暖房の排熱を、ファンで循環させることで、暖房として利用している。
冬場はソーラーサーキットの上部にたまる太陽の熱や暖房の排熱を、ファンで循環させることで、暖房として利用している。
detail | 構造
建物を支える鉄骨の骨組みには、軽量の型鋼を束ねた構造を採用した。上野ガス本社に現存する、築100年を超える旧い倉庫の構造体をモチーフとしている。現場での溶接を使用せず、一本一本ボルトを締めて固定する工法により、CO2排出量も少なく、軽量化によるローコスト化も達成した。